あの子は歌唄い

 

毎日 無数に生み出されてゆく

あの子の唄が 好きだった


けれど それは時に吐き出すように

自分の中の 何かを吐き出すように


何かを 叶えたら

何かを 失う


今のあの子は いつも楽しそうだ

その裏側が無いようにと 僕は願う


君にもらった あの唄は

あの頃の君 そのもので


いつも そこにいるんだ

僕の 歌唄い

 

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